201389

 

 

 

真吾オジサンの雑感

 

 

 

クラスター並列の進化によって、結果的に中期的な構想力がコンピュータ将棋に備わってきたのではないか?

 

 

 

 

今回の雑感に書きますことは、全くの真吾オジサンの思いつき・出まかせに過ぎないことにご注意のほど。

 

 

 

コンピュータ将棋が批判されることの中の一つに、

 

長期的な構想力のなさを指摘されることがありますよね。

 

 

 

2回将棋電王戦の第1局は、阿部光瑠四段が9筋の位を取ったのも、

 

まあこういうコンピュータ将棋の伸びしろのあるところをついた作戦だったと

 

みなしても差し支えないと思いますね。

 

 

 

序盤戦の端歩は、まあ、いろいろな含みはあるのですけれど、

 

「直ぐにどうこうということもないのだけれど、まあ保険の一手だよな。

 

こう突いておく場合とそうでない場合とでは、終盤になるとウンと違うからな」

 

のことが多いとしたものですよね。

 

 

 

こういう長期的な構想はまだコンピュータ将棋には伸びしろはあると言わざるを得ないですよね。

 

 

 

ただ…

 

 

 

 

1回将棋電王戦のときのBonkrasはわーい飛車をして、美濃囲いのままで待機できたのです。

 

 

 

 

プレマッチのときにも、本番の対局のときにも、真吾オジサンは、

 

「米長永世棋聖の本音はBonkrasに穴熊にしてもらいたいのだ。

 

その理由は駒が偏ると入玉・押さえ込みの展開に持ち込みやすいからだ。」

 

とか記事に書いた記憶があります。

 

5八の金が入玉阻止にやってくると面倒なことにもなる」

 

云々とも書いた記憶があります。

 

 

 

ウチのボロPCだと、Bonanza6.0は高美濃にしてきたこともありました。

 

新米長玉を真似して指しますとね。

 

ウチのボロPCだと、美濃囲いで待機したほうがいい局面にもかかわらず、

 

そうは待機できなかったわけです。

 

そういうことが多かった。

 

しかし、Bonkrasにはそうできたわけです。

 

 

 

なので、真吾オジサンなどは、このクラスター並列の進化によって、

 

長期的な構想力までは備わらなくても、

 

中期的な構想力とでもいうべきものがもう備わったのではないか?

 

という気もしているのです。

 

 

 

クラスター並列のお陰で、より深く読めることになり、

 

この中期的な構想力を、もうかなり持っているようなことにもなっているのではないか?

 

どうもこんな気もしているのです。

 

 

 

 

序盤の端歩はまだつけなくても、

 

この展開は、美濃囲いのほうがいいのか、高美濃に組み替えたほうがいいのかなどの構想力のようなものが

 

備わることにもうなっているのではないか?

 

こんなことを思いますね。

 

 

 

 

人間の場合ですと、美濃囲いのほうがいい、高美濃に組み替えておいたほうがいい、というのは、

 

目の前のある局面を具体的にどんどんと先に読みすすめていって、

 

「だから美濃囲いのままのほうがいい。これはもう高美濃に組み替えたほうがいい」

 

ではないですよね。

 

ほとんどの場合でそうではないと思いますよ。

 

 

 

こういうところは、勘と言いますか、経験的に、

 

「この将棋の展開では、まあこうしておくものだよな」

 

で、こういうことは決めてますよね?

 

そうでしょう?

 

 

 

読みすすめて行って、その比較検討の結果、

 

ここは美濃囲いのままのほうがいい、高美濃に組み替えたほうがいい、

 

なんて読みをされる人なんているのかなぁ…?

 

 

 

 

 

きっとまだまだクラスター並列の技術は進化を続けることでしょうね。

 

この進化がどうなるかが楽しみではありますよね。

 

その進化の注目点にこのあたりのことを真吾オジサンは思いますね。

 

 

 

真吾オジサンなどは、このクラスター並列の進化だけによって、

 

序盤戦で間違いなく端歩をつけるようになれるのかは、

 

当分のあいだはそうはならないのではないかと思いますね。

 

 

 

ただ、「この将棋の展開は美濃囲いのほうがいいのか、ここはもう穴熊にもう組み替えたほうがいいのか、

 

もうこの局面では入玉したほうがいいな」

 

とかは、ソフトの進化と相まってそのうちにほとんど克服されそうにも思いますね。

 

 

 

それと、多分、そのうちに駒の繰替えなどが巧みになりそうな気がしますよね。

 

大山名人がこういうのを得意にされてましたよね。

 

こういう技術もほぼマスターしそうですよね、そのうちにね。

 

これは多分、クラスター並列のさらなる進化によってそうなりそうにも思いますね。

 

 

 

これは真吾オジサンの出まかせの予言に過ぎないのですけれどね。

 

 

 

よほど長〜い中盤戦になるようにしなければ、多分、人間としては

 

こういう弱点はつけないでしょうし、またそれを期待できないことにもなりそうに思いますね。

 

 

 

このようなことを只今は思うております。

 

 

 

以上、ただの出まかせでございました。

 

 

 

 

 

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