2013年8月10日
真吾オジサンの雑感
天守閣美濃について。
激指10＜全戦型＞六段＋と香落ち戦の上手で指しております。
以前の雑感にも書きましたが、真吾オジサンが三間飛車・四間飛車にしますと、
激指は居飛車穴熊にすることが非常に多いのです。
というよりほとんど全部そうなるのです。
しかし、先日指しましたときに、激指が天守閣美濃にしてきたのです。
この天守閣美濃。
真吾オジサンは自分で激指・Bonanza6.0に多く試してみたのですが、
非常に勝ちづらい囲いなのです。
玉頭や玉のこびんからの攻め、端攻め、角の睨みなどなどがありまして、
もうこれが少々のことではないのです。
コンピュータ将棋の攻めをつなぐ巧さとは何たるかを思い知らされることが多かったように思います。
特にBonanza6.0の場合ですと、それを思い知らされました。
で、随分とギャフンと言わされもしたのですが、
先日は激指が天守閣美濃にしてきたので、
「今までの仕返しをしてやるか」
ということで、激指とBonanza6.0に教えてもらった手筋などで
激指の玉頭に兎も角カリカリと食付くような展開にしました。
これが見事に成功。
これで、随分とギャフンと言わされた甲斐もあったな、という気持ちにはなれましたね。
この天守閣美濃。
兎も角、8四・2六の歩と、7三・3七の桂に場所的に近いので大変ですよね。
8五歩or2五歩とされますと、直ぐに手になってしまうようなところがありまして、
勝ちきるのは大変だなと思いますね。
相手側のここの歩が突かれていないと結構な堅さだとは思いますけれどね。
横からの攻撃には美濃囲いとさほど変わるところもないとも思いますが、
縦からの攻撃には非常に弱いですよね。
角交換していない局面ですと、斜めからの攻撃から身をかわしているのですが、
角交換しますと、斜めからの攻撃も厳しくもなりますよね。
角交換していない局面でも、角を6八or4二に引かれますと、うるさいですしね。
ということで、天守閣美濃にはするものではないな、と真吾オジサンなどは思うております。
局面が激しくなってきましたら、どうにも囲いの縦・斜めからの攻めに対する脆弱さが気になりますからね。
まあこれは、真吾オジサンがコンピュータ将棋としか最近では指していないので、
そういう気持ちになるのかもしれませんけれどね。