2013811

 

 

 

真吾オジサンの雑感

 

 

 

謙虚さをもっと。

 

 

 

 

こういうご経験はないですか?

 

 

 

他人があることに無知で、

 

「それは本当は問題がある商品ですよ。」

 

「そういうことはいかにも聞こえがいいのではありますが、本当は法律上では問題があるのですよ」

 

と善意で伝えたものの、そう指摘されたことを恥辱のように思うて逆ギレされてしまった…

 

 

 

こういうことを指摘されますと、

 

「この人、私のことを馬鹿にしている!!」

 

とでも思うのでしょうね、きっとね。

 

 

 

こういう場合、こちらが間違っている可能性だってありますので、

 

「では、ご参考にでも資料をご覧になられますか?」

 

と言いましても、

 

「いいや、いい!!」

 

と言ってそうされることを拒否される人が多いですね。

 

 

 

これは、認めたくない・夢の世界に浸っていたい

 

ということなんだろうと思いますね。

 

 

 

見栄・沽券を保ちたいとかもあってこうなるのだろうと思いますね。

 

 

 

そのほかにもなんやかんやと理由があるのでしょうね、きっとね。

 

 

 

 

最近では、こういうことを指摘するのも、もう面倒なくらいに思うております。

 

 

 

別にこういうことを喜んでしているわけでもないのですが、

 

人というものは無謬性を保とうとしたがる人がどうにも多いので、

 

こちらが金になるわけでもなく、

 

善意で手間も惜しまないつもりでそうしましても

 

歪んだ受け取り方しかされないことも多いのです。

 

で、もう最初から言及しないに越したこともないな、

 

ということにもなるわけですね。

 

 

 

 

まあ、真吾オジサンが

 

「コンピュータ将棋は入玉の面で伸びしろがある」

 

ともう数年前からずっと書き続けていましても、

 

なかなかそれを本気にされる人がいなかったようなもので、

 

世間なんてこんなものなのだと、

 

もうすっかり諦念してはおりますけれどね。

 

 

 

 

でも、ある種の謙虚さも持ち合わせていることは、

 

とても大切なことのはずだと思いますよ。

 

 

 

といいますのも、宝飾品の世界では

 

消費者といいますのは、業者さんの言葉を過剰に信頼しすぎていたり、

 

逆に色眼鏡で見すぎている人が多いと思うからなのです。

 

どうもいい意味での謙虚さを持ち合わせた消費者の方が少ないのです。

 

まあ、これは業者さんでも同じことが言える人も多いのではありますが。

 

 

 

 

宝飾品の世界は、鑑別の本の一冊・法律の専門書の一冊でも読まれますと、

 

そう簡単に業者さんのいうことを易易と信頼できるものでもないな、

 

また逆にマスコミがああいう風に伝えているのは流石に悪く言い過ぎ・書きすぎだよな、

 

ということにもなるはずだと思うのですが、

 

どうもこういうことを思われない人が多いですね。

 

 

 

「このリングは結構高かったの。だから本物に間違いなし!いい加減な商品だなんて有り得ないわ!」

 

「テレビでああ言ってたわ。宝飾品の業者なんてみんなきっとあれと同じことなのよ」

 

こんな調子なのでしょうね。

 

まあ、考えようによりましては、幸せ者といえば幸せ者ではあり、

 

おサルといえばおサルな人ではありますけれどね。

 

 

 

まあ、宝飾品に限らず、他の世界でも同じことでしょうね。

 

産地偽装も一時よくマスコミが伝えておりましたしね。

 

また、マスコミが実はいい加減な情報を伝えていたというのも

 

そんなに珍らしいことでもないですもんね。

 

 

 

 

 

男性はご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、

 

ブラックオパールというのがあるのです。

 

まあ、男性でもテレビショッピングとかで

 

これをご覧になられたことくらいはあるかな?

 

 

 

このブラックオパールを実際にご覧になられますと、

 

「おお〜、これは何ともキレイな石だねぇ。値段のほうは… おおっ!!!」

 

というものですね、まあ。

 

将棋愛好家のおじさんでしたら、新米長玉を見たときよりも

 

もっとこの値段のほうに驚かれるかもしれませんね。

 

 

 

こういうブラックオパールなので、

 

「よもや変な製品ではあるまい…」

 

このくらいに思われる方も多いことでしょうね。

 

 

 

 

でも、人が良すぎる方もいることでしょうから、

 

まあ折角なのでついでに書いておきましょう。

 

 

宝石鑑別の本から多少引用させてもらいましょうね。

 

 

 

 

宝石を鑑別するだけでは不十分な場合が多い。

 

天然石は、しばしばその価値に影響を与えるような方法で変化させられている。

 

天然石がその外観および見かけの品質を良くするために手を加えられている。

 

処理の事実が表示されていなければ、消費者はだまされることになるかもしれない。

 

 

 

宝石の外観は、数多くの異なる方法を利用して変えることができる。

 

宝石は何千年もの間、その色を改良するために手を加えられてきた。

 

アメシストは、宝石として知られるようになったとほぼ同時代から、

 

熱処理によってシトリンに変えられてきた。

 

グリーン ベリルの色は鉄によって生じるものであるが、

 

これも熱を加えることで、グリーンからアクアマリン ブルーに変えられた。

 

オパールは、暗い色のプラスチックを含浸すると、

 

外観をブラック オパールに変えることができる。

 

ホワイト オパールは、煙または砂糖によってブラックに処理することができる。

 

 

 

いずれの処理方法も、石の見掛けの価値を著しく高めるもので、

 

この他にも同じ様な宝石材の見掛けの価値を高める方法はたくさんある。

 

宝石の鑑定者や鑑別者は、これらを検出できなければならないのである。

 

(略)

 

 

 

 

まあ、このように書かれてあります。

 

 

 

処理してある宝石は実に多いのです。

 

これはこの雑感をご覧のあなた様はどうぞご記憶のほど。

 

 

 

でもね、このことに言及したがらない販売員さんも多いのも本当のことなのです。

 

 

 

多くの女性って、

 

「あそこの会社は大きいから変なことはしないと思う」

 

くらいに思うていると思いますね。

 

男性よりかはこんなところはどうもあると思いますね。

 

その会社がデパートに入っていたりすると特にそう思われる傾向があるように思いますね。

 

 

 

でも、真吾オジサンの経験では、こういう処理について言及されるか否かについては、

 

デパートも知名度とかもあまり関係ないですけれどね。

 

 

 

まあ、言及しなかったくらいのことと言えばそうとも言えそうですので、

 

「変なこと」とまでは言ってはいけないかもしれませんけれどね。

 

 

 

 

この雑感をご覧の女性の方、宝石をお求めになられたときに、

 

「これは(熱・含浸)処理されたものなのです」

 

云々というトークをされた販売員さんでしたか?

 

 

 

勿論、きちんとそういう販売員さんもいらっしゃるのですよ。

 

 

 

でも、多分そうではなかったでしょう?

 

 

 

 

まあ、ユーザーさんも

 

「キレイなら、別にそんなことどうでもいいジャン!」

 

というところもあってそうなるのでもあるのでしょうけれどね。

 

 

 

 

まあ、でもこれであとになってから、

 

「あらら… わたくし、またやってしまいましたわ… とほほ…」

 

こういうことになったら冴えない話ではありますからね。

 

 

 

どうせなら、あとになってから

 

「あれは買っておいて正解だったわ!」

 

になるほうがいいですよね。

 

 

 

安いものなら兎も角それなりの値段のものでしたらね。

 

 

 

 

 

なので、しかるべき本なり、辞典に目を通す謙虚さくらいは

 

持っていてもいいことのように思いますね。

 

こういう本・辞典って、まあ大体は値段もそれなりものだったりするのではありますが、

 

こういうお金を惜しむ人や企業では駄目ですよね。

 

 

 

また、他人からそういうものを見せられたときには、

 

一読くらいはしないと駄目ですよね。

 

下らない見栄とかを思うよりもね。

 

 

 

 

 

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