20131012

 

 

 

真吾オジサンの雑感

 

 

 

プロ野球のビジネスについて。

 

 

 

 

真吾オジサンは実のところ、プロ野球を見ることはほとんどないのです。

 

子供の頃はそうでもなかったのですが、もうこの頃では観戦することさえ億劫に思っております。(笑)

 

 

まあそんなことになっているのですが、先日届きましたものの中に興味を惹かれたことが書かれてありました。

 

 

 

以前、元阪神ターガースの掛布選手が経営をされておられた会社が倒産したとニュースで見た記憶があります。

 

「この世界も華やかそうに見える世界ではあるが、本当は結構大変な世界なのだろうな・・・」

 

このニュースを知りまして、このくらいには思っておりました。

 

 

子供さん相手ですと、一人ひとりに対する売上はそんなに大きな売上にはならないでしょうからね。

 

 

木製バットで、それもそれがしょっちゅう折れるのでしたら、

 

まあ多少は売上増にもなりはするでしょうけれどね。(笑)

 

 

 

野球をしようと思いますと、それなりのスペースがないと出来ないわけで、

 

そうした場所は学校のグランドを借りてするとかでないと、事実上出来ないですもんね。

 

 

都市部でそれだけのスペースを確保することがまず大変ですよね。

 

1試合が23時間で終わるとしても、場所の賃貸料をきちんと取られたら結構な金額になるはずでしょうからね。

 

試合の準備・後片付けの時間も含めますと、さらにプラス23時間は必要にもなりそうですよね。

 

 

 

そんなこんなを思っておりますと、観戦している者にとってはいいのですが、

 

球団を維持・運営されておられる方々は大変なことも多いのではあるまいか?

 

くらいに思うていたわけです。

 

 

「こういう環境でこれで採算に合うものなのだろうか・・・?」

 

ということですね。

 

 

 

 

届いたものの中に興味を惹かれた、ということを最初に書きましたが、

 

これを引用しておきましょう。

 

 

 


 

●テレビ中継は激減、観客も減少の一途

 

高校野球も含め、プロ野球は相変わらずの人気と思われるかもしれないが、

実は安心していられる状況にはない。

セリーグでは今年も断トツの首位をいく常勝・巨人が存在感を誇っているとはいえ、

年間に144試合もあるのに、今年の日本テレビの巨人戦・地上波の中継は

昨年より少ない22試合、うちナイターはわずか7試合。

テレビのゴールデンタイムはお笑い芸人たちに占拠されてしまっている。

1試合平均の観客動員数を見ても、セリーグは0929380人をピークに3連連続減少。

パリーグは10年の22762人から2連連続減少。

球団経営で黒字なのは巨人、阪神、広島のみ。

多くは親会社からの広告宣伝費名目での補填を受け、帳尻を合わせているのだという。

(略)

 

プロ野球の観客は減り続け、実質20億〜50億円の赤字が毎年発生している。

にもかかわらず、ビジネスとして成り立っているのが不思議なほど。

その赤字隠しのからくりは今から60年以上も前に国税庁から出された通達にある。

「球団の欠損金を補填するために親会社が支出した金銭は広告宣伝費とする」

というもの。

だから、これまでの球団はすべて親会社任せ。

独立採算のビジネスとして育ってこなかったのも無理はない。

その典型が巨人で、親会社の読売新聞は新聞の購読と引き換えに、無料招待切符を大量に配ってきたのだった。

それでもテレビのナイター中継で球団は大儲けできた。

しかし、テレビ中継もなくなり、球場への観客も減るとなると、赤字の補填も限界だ。

ここ数年、球団の売却が相次いだのも当然だ。

 

 

●プロ野球の新しいビジネスモデルとは

 

確かにプロ野球の観客は過去10年間で約1000万人、2割近く減った。

しかし、パリーグだけだと572万人(55%)も増え、12年には1619万人が球場に足を運んだ。

特にロッテ、日本ハム、楽天などの経営努力は実を結んでる。

ロッテの場合、観客数は8位と下位だが、10年で売り上げは3倍に伸ばしている。

これはプロスポーツビジネスが多様な事業を集合することで成り立つとの確固たるビジネスモデルを貫いてきたからだ。

@    広告・スポンサー

A    チケット

B    メディア(テレビ放映権、インターネット配信等)

C    スタジアム

D    グッズ販売

E    ファンクラブ

といった事業を個別にも採算化し、同時に相乗効果を高めるということだ。

(略)

 


 

 

この中に「セリーグ・パリーグ球団の経営実態」という図も出ております。

 

 

球団名       観客動員数         売上高         平均年棒

(順位)      (万人・2010年度)    (億円・10年度)    (万円・11年度)

1、阪神       301            ―           5546

2、巨人       297            218          4729

3、中日       219            110          4882

4、ソフトバンク   216            247          5278

5、日本ハム     195            103          3981

6、広島       160            98           2638

7、西武       159            100弱         3669

8、千葉ロッテ    155            約80          3129

9、オリックス    144            ―           2798

10、ヤクルト     133            約60         3430

11、横浜ベイ     121            85           3476

12、楽天       114            82           3656

 

 

こう出ております。

 

 

意外と売上高の数字が少なかったので、これでは大変であろうな、と思いましたね。

 

 

 

しかし、2050億円の赤字が毎年のことというのは穏やかなことではないですよね。(笑)

 

 

 

プロ野球の関係者の方々は待遇面の改善を求めるのも結構なのですが、

 

もう少しくらいはスポンサーに対して感謝の気持ちを持たないとこれは駄目ですよね。(笑)

 

 

 

 

 

 

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