2013年11月17日
真吾オジサンの雑感
激指10<全戦型>六段+の飛車落ち vs 真吾オジサンの飛車角左香右銀右桂・2三と8三の歩落ちについて。
この雑感は2013年11月13日に書いているのですが、
昨日このタイトル名にあるような超変則的な手合いで指しました。
思考時間の上限は30秒でした。
これまた入玉して勝てた棋譜になっております。
ところでね、こういう指し方を稲庭将棋と入玉を組み合わせた指し方のように思っている人も多いと思うんですよ。
「われ敗れたり」に柿木義一さんが寄稿されたものの中にそう書かれてあったので、
そういう風に思っている人もいるのだろうと思いますね。
第1回将棋電王戦のときの米長邦雄永世棋聖の棋譜をご覧になられますと、
ナルホド、そうとも言えるだろうな・・・
とは思うのですが、真吾オジサンなどは正直なところ違和感を覚えないでもないですね。
真吾オジサンに言わせれば、新米長玉は駒落ち戦のときの上手の指し方の一つに
ああいう指しまわしがあるのだ、ということにまだ多くの人が思いが至っていないようにも思いますけれどね。
まあこういうことを文章であれこれと書いたところで、
納得も出来ないことでしょうから、
実はこの棋譜をそういう人には見ていただきたいな、と思うております。
ポイントは2三の歩と8三の歩がいないところですね。
稲庭将棋という評価はこの対局の場合に限って言えば、それは妥当とは思えないな・・・
ということにはなるでしょうからね。
こう書いても、この棋譜をご覧になってもまだそうはおもえない人は、
大山名人・木村名人の駒落ち戦の棋譜を沢山ご覧になられるといいでしょうね。
羽生善治さんですと、角落ち戦の上手のときでも攻めたがるようなところはあるのですが、
大山名人・木村名人ですと、老獪な指しまわしとでも言いますか、
容易に下手に決め手を与えないような指し方をされていることが多いですからね。
下手がそのうちに転ぶことを期待しているような指し方だと思いますけれどね。(笑)
まあ兎も角、今月末にこの超変則的な手合いに棋譜をブロマガで公表します。