2014年02月28日
真吾オジサンの雑感
長と張って半と出でけり梅の宿 夏目漱石
夏目漱石の俳句です。
明治32年の句です。
漱石には
紅梅や姐妹の振る采の筒 漱石
という句もあります。
これも明治32年の句で、采(さい)とはさいころのことですね。
学生の頃、俳句のことを国語で教えてもらいましたよね。
でも学校の授業ではこういう句は教えてもらえることは
まあないことですよね。(笑)
それで勘違いをしている人が多いのですが、
名の通った俳人の句集にはこういう句も多いものなんですよ。
特に男性の俳人には多いのですよ。
こういう句のほうも学校の授業で教えれば、
もっと親しみもわくでしょうにね。(笑)