2014年4月26日
真吾オジサンの雑感
コンピュータ将棋との横歩取り戦について。
この雑感は昨晩書いているのですが、気が向いたので
激指10<全戦型>六段+と平手戦で指しました。
これが横歩取りになったのです。
先手の真吾オジサンがそうしたわけですね。
この横歩取りの将棋は物騒な展開になるものだと思います。
ですからあれこれとこれなりの手筋を沢山知っているとかそれなりの経験がないと
上手く指しこなせるものでもないように思うのですが、
真吾オジサンは定跡も手筋も知りませんし、指した経験もほとんどないのです。
アマチュアの対局ではあまり横歩取りにはなりませんもんね。
しかしこの対局、割といい局面に真吾オジサンが持ち込めたのです。
後手の激指は41玉・51金・62銀・85飛のお馴染みの形になっていたのですが、
▲44歩△同歩▲43歩と味付けできて、しかも真吾オジサンには持ち駒もわんさとあったので、
「これは悪くないぞ、ひひひ」
とほくそ笑んでいたのですが、やはり逆転負け。(笑)
相手がヘボでしたら大概の場合にはこう味付けが出来たらそれなりになんとかなりそうな気もするのですが、
相手はコンピュータ将棋ですから、こうできても相手は震えることはないわけでして、
ものの見事に寄せられてしまいましたね。(笑)
51に金・62に銀・32に金・22に銀とまあ4枚で守っているので、
そう簡単にはいかないですよね。
もう少し薄ければ取りあえずはこういう味付けをしておいて
そのあとカウンターパンチで仕留めることができることもあるのですけれどね。
いい性能のPCですとこうできるのかは知りませんが、
ウチのボロPCですと、コンピュータ将棋が自玉が薄くても結構大胆に攻めに、寄せにきて、
それで最後にはこの味付けがいきてこちらが最後には勝てたということもありますからね。
でもこの横歩取りの展開は指していて面白いですね。
入玉狙いの展開ですと、模様を見てだけで指せばいい局面が多いものなのですけれど、
この横歩取りの展開ですと、しっかり読んでいないことには急転直下になりますからね。
ウチのボロPCでも180秒に設定したらこの横歩取りは強いですからね。
入玉戦法ですと、ほとんど相手玉を寄せる筋は読まないものなのですけれど、
この横歩取りでしたら自玉の周囲も相手玉の周囲も読まないと勝てるものではないでしょうからね。
「勉強する気なのなら、こういう向き合い方のほうが本当ではあるのだろうな」
と改めて思うたようなことでした。
棋力向上を思うのでしたら、こういう指し方でコンピュータ将棋と指すべきですよね。
兎に角結果が欲しいときにはこれは話が別でしょうけれどね。