2014619

 

 

 

真吾オジサンの雑感

 

 

 

米長改革が事実上終わったことについて。

 

 

 

 

この雑感は2014617日に書いております。

 

 

田丸昇さんのこの記事をもうご覧になられた方も多いですよね。

 

 

田丸議長務めた66将棋連盟通常総会模様

 

 

 

昨年の総会は、2年ごとの理事改選が行われました。

ただ事前の予備選挙で選出された理事たちを、拍手で承認する手続きだけですみました。

さらに重要な議案があまりなかったので、議事は速やかに進んで閉会は2時30分でした。

 

今年の総会は、前記の投票があり、ある議案で理事の説明が長かったり、

質疑応答に時間がかかったりして、夕方まで延びました。

そして予定の議案がすべて終わり、最後に「その他の議案」になりました。

ここで会員は自由に発言できます。

過去の例では、想定外の質問が出たり、質問と応答がかみあわなかったりして、もめたことがありました。

2年前には、会長だった故・米長邦雄永世棋聖に批判的な棋士が辛辣な意見を述べ、

気色ばんだ米長が向きになって反論して紛糾しました。

 

議長の私は「その他の議案」に先立ち、

「公益法人の総会の場なので、それにふさわしい将棋界の発展につながるような建設的な発言をお願いします」

と伝えました。

過去には、総会にふさわしくない発言が出ることがありました。

しかし今年は、理事会に批判的な棋士からの発言もなく、会場は静まりかえっていました。

これには拍子抜けしました。

私はすぐに閉会を宣言しました。

時刻は5時10分でした。

 

現在の連盟の運営は割りと安定していますが、

将来的な不安を持っている棋士は多いようです。

内輪でもめている状況ではないと、大方の棋士は思っているのでしょう。

 

 

 

 

これを読みまして、もう米長改革は終わったのだなと思いました。

 

 

 

現状の危機感くらいは誰もが持っているだろうとは思うのですが、

 

ではどうするのか、になると誰も声を出せないことになる…

 

目の前の安定を求めて、波風を立てないようにしよう…

 

どなたもこうなっていると…

 

 

 

 

無難なこと・前例にならうだけのことしかもうならないと思いましたね。

 

 

 

根回しを上手くしていたのでこういうことになったのかもしれませんが、

 

今の時期に無難なことばかり、前例にならうことばかりをしていていいものなのでしょうかね?(笑)

 

 

 

 

米長政権のときに、議員連盟さんができたり、将棋を学校教育に、とかをされておられましたが、

 

これはコンピュータ将棋の急速な進化がその背景の一つにあったのではないか?

 

それで米長さんは未来を見据えてこう手を打っていたのではなかろうか?

 

という風に真吾オジサンの目には見えておりましたけれどね。

 

 

 

 

今の将棋連盟さんを見ておりますと、

 

棚ぼたか、神風が突然吹き出すことでも期待しているのではないか?

 

という気持ちにはなりますよね。

 

 

 

 

客観的事実として将棋界のディープ・ブルーが登場する前に

 

用意しておくことは多いはずでしょうにね。

 

 

 

学校教育に将棋を、はそういう客観的事実となる前に、

 

相当に道筋をつけておかないと実現が難しいことにもなりそうな気はしますよね。

 

 

 

 

「ジリ貧」「ゆでガエル」という言葉を思い出したりしますよね。(笑)

 

 

 

まあこのくらいのものでしょうけれどね。

 

何が何でも自分の職場を守るぞ!!という人がいるように見えないですもんね。

 

 

 

自分の成績とか名利には関心があっても、

 

こういう全体の利益を思っている人がどうも少なそうな風ですもんね。

 

 

 

 

 

 

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