2014813

 

 

 

真吾オジサンの雑感

 

 

 

これよ、これ!

 

 

 

 

以前に将棋の世界は俳句の世界のことをみならう面があるとか書いたような記憶があります。

 

 

でも将棋愛好家で俳句愛好家でもある人ってまあそんなにはいないですよね。

 

それでどんな風なのかイメージが湧きにくいと思うんですよ。

 

 

 

大きい本屋に行きますと、月刊誌が置かれてあるコーナーに

 

将棋世界とか文藝春秋とか中央公論とか置かれてありますよね。

 

多分「大法輪」という月刊誌もそこに置かれてあると思います。

 

 

 

今月号の大法輪に「これよ、これ!」と思うたところがありました。

 

 

真吾オジサンは将棋の世界もこういう風になれると

 

コンピュータ将棋がどれだけ強くなっても

 

将棋愛好家はそういう場に集まることになると思うております。

 

 


 

 

遊びは真剣に遊んでこそはじめて遊びになる。

 

(略)

 

 

ことほど左様に呆けてきたこの頃ですが、この二十年ほどの間におぼえた遊びといえば句会です。

 

毎月三回ぐらい十四、五人ほど集まって、なにやら俳句らしいものをひねり、

 

選句、披講、合評とやるわけです。

 

宗匠だの師匠だの置かない一線横並びの句会。

 

 

画家、装丁家、看護師、編集者、大学教授、学生、主婦、ミュージシャン、年金生活者。

 

あ、私を忘れていました。

 

加えて坊さん。

 

多士済々、そろいもそろって一応みな真剣。

 

吟行と称して、庭園、神社仏閣、墓参りなど歩き倒し、

 

とうとう行くところがなくなって、東京中の商店街をつぶさに歩きまわったり。

 

都電荒川線のすべての駅を踏破しようとしたり。

 

(略)

 

 

ところで句会が終われば、必ず、お酒の席となるのが我々の定法。

 

駅前居酒屋などで安酒を酌み交わすということになります。

 

俳句はともかくそっちが面白くて参加してくる手合いもいるのですが、これも歓迎。

 

(略)

 

 

終始遊びで、終始真剣。

 

俳句などというもの、まことに古色蒼然たる趣味。

 

すぐに飽きるだろうとはじめたのにまだ続いている。

 

まことに不可思議無量のことであります。

 

 


 

 

 

真吾オジサンは将棋の世界なりにこうなれればいいのになと思っております。

 

 

前にも書きましたが、真吾オジサンは将棋道場にもう何年も行ってはいないのです。

 

今でも行きたいなぁと思うことはないですね。

 

 

でもこういう俳句会なら行ってみたくなりますからね。

 

 

 

これね、俳句が好きで将棋が嫌いだからではないと思いますね。

 

 

将棋の世界って、こういう風に愛好家が集まって一杯飲みながらわいわいとやることなんて

 

多分あまりないでしょう?

 

 

愛好家が集まって、一緒にある観光地に行って思い出を共有することもほとんどないでしょう?

 

 

 

こういう場ってね、異業種の方と多く触れることになるので、

 

社会勉強にもなるものでして、それで視野狭窄にはなりにくくもなるはずですけれどね。

 

 

 

 

LPSAさんがこういう風なことをされないものかなぁ…

 

 

先日LPSAさんのHPを見ますと、広島将棋センターさんでの女子の小中学生の大会のことが書かれてありました。

 

16名の女の子がそれに参加されたそうです。

 

 

 

この大会が終わったあと、どうされたのだろうなぁ…?

 

この16名の女の子は大会が終わったあとに

 

みんな揃って美味しいパン屋さんとかケーキ屋さんとかに行ったのかなぁ?

 

 

 

 

小中学生の女の子なのでさすがに一杯飲みながらわいわいとやるわけにはいきませんから、

 

真吾オジサンがもしその大会に関わっていたら

 

「さあ、みんなでこれから美味しいケーキを食べに行こう!」

 

とかいうて広島アンデルセンに連れていったりしそうですね。(笑)

 

 

 

そこで女の子同士でわいわいとやってもらうと。

 

話題はもちろん将棋のことでもいいですし、アイドルのことでも、学校のことでも、

 

家のこと、友達のこと、おしゃれのこと、漫画のことでもなんでもよしでね。

 

 

 

 

こういう横の結びつきがあるほうがまあ楽しいですよね。

 

女性ですと特にそうなるのではないかなぁ?

 

 

 

将棋を指すだけのこと、強い相手に腕試ししたいだけでしたら、

 

もうコンピュータ将棋で間に合うことが多いので、

 

こういった将棋愛好家同士のコミニュケーションが兎に角楽しいとかでもないと

 

わざわざこうした将棋道場に足を運ばなくもなりますよね。

 

 

 

将棋愛好家の方はこのわいわいとやる面白さをご存知ない方がきっと多いのだと思いますね。

 

こういう面白さを知ったら、ただ将棋を指しに将棋道場に通うだけですと面白くないですもんね。

 

 

 

「それで虚しくならないのだろうか?」

 

って真吾オジサンなどは思いますよ、本音ではね。(笑)

 

 

 

 

 

 

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