201496

 

 

 

真吾オジサンの雑感

 

 

 

碁をやむごとなき人の打つとて、

 

 

 

 

「枕草子」を拾い読みしております。

 

 

こう書かれてあるところがありましたので、紹介させて頂きましょうね。

 

将棋の世界のことを思うたりしまして、ちょっとだけ可笑しくなりましたからね。(笑)

 

 


 

 

〔一四一〕

 

 

碁をやむごとなき人の打つとて、紐うち解き、

 

ないがしろなるけしきにひろひ置くに、

 

劣りたる人の、居ずまひもかしこまりたるけしきにて、

 

碁盤よりはすこし遠くて、及びて、

 

袖の下は、いま片手して控へなどして打ちゐたるも、をかし。

 

 

 

 

【現代語訳】

 

碁を、身分の高い人が打つとて、直衣の紐を解き、

 

無造作な様子で碁石を悠々とあちこち盤上に置くのに対して、

 

身分の下の人が、態度もかしこまった様子で、

 

碁盤よりはすこし離れて、及び腰で、

 

袖の下はもう片方の手でおさえなどして打っているのも、おもしろい。

 

 


 

 

 

こう書かれてありました。

 

 

 

まあ話のネタにでも。

 

 

 

 

 

 

真吾オジサンホームページNEW TOP

真吾オジサン雑感・記事一覧表

 

 

 

 

 

 

 

 

inserted by FC2 system