201498

 

 

 

真吾オジサンの雑感

 

 

 

つれづれなぐさむもの。

 

 

 

 

枕草子を拾い読みしております。

 

 

今回もその枕草子に書かれてあったことを紹介しましょうね。

 

 


 

 

一三五

 

 

つれづれなぐさむもの

 

 

碁。双六。物語。

 

三つ、四つのちごの、ものをかしう言ふ。

 

また、いと小さきちごの物語し、たがへなどいふわざしたる。

 

くだもの。

 

男などの、うちさるがひ、ものよく言ふが来たるを、物忌なれど、入れつかし。

 

 

 

 

【現代語訳】

 

所在なさをまぎらすもの

 

 

碁。双六。物語。

 

三つか四つの子供が、かわいらしくおしゃべりするの。

 

また、ごく小さい子供が片言を言い、世間でよく「お間違い」と言ったりする身ぶりをするの。

 

くだもの。

 

男の、おどけた冗談がうまく、話のおもしろいのが来たりすると、

 

物忌の時だって、うちに入れかねないものだ。

 

 

〔付説〕

 

碁、双六は当時盛行したもの、物を賭けることが多かったようである。

 

物語の盛行については言うまでもない。

 

『源氏物語』螢の巻に「長雨例の年よりもいたくして、晴るるかたなくつれづれなれば、

 

御方方、絵物語なとのすさびにて明し暮したまふ」とある。

 

「たがへ」というは不明。

 

訳は仮訳である。

 

「くだもの」には、なまのもあれば乾したのもあったようであるし、

 

木の実、今風に言えばナッツもある。

 

間食、夜食、酒のさかなに用いられた。

 

 


 

 

 

こういうことだそうですよ。

 

 

 

これまた話のネタにでも。

 

 

 

 

 

 

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