2014年9月15日
真吾オジサンの雑感
与謝野晶子の「婦人と読物」について。
与謝野晶子評論集を拾い読みしております。
前にも同じことを書きましたが、これはいいですね。
階級闘争云々のところは兎も角としましてね。（笑）
この評論集に「婦人と読物」というのがあるのですが、
これがいいなと思いました。
現代でもこれと同じことは言えるのではなかろうか？
と真吾オジサンは思うております。
婦人と読物
私の度々述べることですが、
特に「女の読物」として書かれた低級な物ばかりを読むのは、
大人が子供のお伽話を読み耽るのと同じく、
自分をわざわざ低脳化しつつあるのだと思います。
私どもは婦人に関する或特殊の必要な書物の外は
なるたけ男の読物を読む習慣を附けて、
現代人として知るべきことを男と対等に知識しようと努力せねばなりません。
女の間に歓迎される種々の婦人雑誌などは
いずれも女の感情に媚びて編輯された甘たるい分子が多く、
男の世界では既に常識になっているほどの科学的及び社会的知識すら供給しない物です。
私どもは最早娯楽のために物を読むような呑気な生活をしていられないのですから、
出来るだけ自分の力以上の読物を研究的に読もうと心掛けねばなりません。
（略）
こう書かれてあるのですが、これは現代におきましても
それは同じことが言えるのではないかなぁ…？
それなりの学歴のある女性であっても驚く程に読書をされていないですもんね。
働いていると時間的に読書をする時間を確保することが難しい
という面はありはするのでしょうけれどもね。
でもそれで中年・高齢者になっても思っているところが
女子学生さんとそういくらも代わり映えしないようなことを言う女性って
呆れるほどに本当に多いようにも思いますけれどね。
真吾オジサンはこうなっていることは決していいことではないと思われますね。
真吾オジサンなどはたまには徒然草とか論語とか孟子とかそういうことを話題にして
女性と話したくなることもあるのですが、
こういう女性って、実感としましてほとんど誰もいないですね。（笑）
真吾オジサンは女性向けの雑誌・本などは
男性にしましては結構目を通しているほうだろうと思っているのですが、
この女性向けの雑誌は確かに低級のものが多いなというのは
その通りだなとは思いますね。
現代でもそうだと思いますね。
「婦人公論」なんてもうひどいものですからね。（笑）
男性諸君はこの「婦人公論」を気が向いて読みますと、
そこでびっくり仰天するのではなかろうか？というくらいに低俗ですからね。（笑）
コンビニに置いてある女性向けのエロ雑誌とかね。
これも酷過ぎですよね。（笑）
これをご覧になりますと大概の男性諸君は
そこで腰を抜かしそうになるかもしれませんね。（笑）
まあこういう極端なものではなくても、
率直に書かせて頂きますと、まあ女性向けの雑誌・本というものは
与謝野晶子がここに書いているようなことに
現代でもなっていると真吾オジサンは思いますね。（笑）
仕事だと思いまして「ディズニー・プリンセスレッスン」とか言う本とかでも
真吾オジサンは買って読みもするのですが、でも大人の女性になっても
この手の本を喜んで読んでいるような女性ですと
本当はこれでは駄目だなとも思いますね。
自ら低脳化してるという与謝野晶子の言い分のほうが正しいと真吾オジサンなどは思いますね。
女性のこういうどうしようもない面を恕することも
まあこれはこれで大切なことではあるとは思ってはいるのですけれども、
まあでもこういう低俗な雑誌を何時までたっても喜んで読んでいるような女性などは
もう駄目な女性だと真吾オジサンは思いますね。
まあそういうことで、この与謝野晶子はなかなかいいことを書いているなと思っております。