20141018

 

 

 

真吾オジサンの雑感

 

 

 

誹気(はいき)について。

 

 

 

 

つい先日、twitterにこの誹気(はいき)のことについて少しだけ言及しました。

 

 

 

「蕪村の四季 交響する魂」という本にこの誹気のことが書かれてあるのです。

 

 

真吾オジサンはこの誹気という言葉が非常に好きですね。

 

この本の中で初めて知った言葉なのですが、

 

いい言葉だなぁと思っております。

 

 

 

この本の中にこう書かれてあります。

 

 


 

 

蕪村の画について、江戸後期の文人画家・中林竹堂(なかばやしちくどう)は、

 

「誹気有るを以て恨みと為す」と評しました。

 

竹堂がいう「誹気」は、「俳諧の気味」あるいは「俳諧の気風」で、

 

人のなす事・諸事万端によせる情愛‐俳諧のもつ人情です。

 

 


 

 

 

「俳諧の発句」が「俳句」なのですけれども、俳句をされていらっしゃる方というのは

 

人にもよるのですが、確かにこういう誹気というのはあるなと思いますね。

 

 

 

真吾オジサンが将棋道場に行く気にはならなくても、

 

こういう誹気のある方の多い俳句会でしたら行ってみたくはなりますからね。

 

 

 

こういう方がいらっしゃる俳句会でしたら、場所なんてどこでもいいですし、

 

内装・外装が別にぼろぼろでもそんなことは大したことではなく、

 

そういう俳句会に参加してみたくはなりますね。

 

 

 

 

俳句をされていらっしゃる方というのはね、

 

歳時記をよく読んでいるものなんですよ。

 

 

 

それでね、まあ植物・動物・祭事・天候のことなどなどに関心があるとしたものなんですよ。

 

 

 

中には本当に舌を巻くほどの博識の方も多いですからね。

 

 

 

 

俳句で表現したい物事言うのはやはり好きな物事が多いものなのです。

 

 

例外的にそうでない作品もあるのですが、まあ人というものは

 

早く忘れたいようなことは文字にしてまでわざわざ書き残そうとは思わないですよね。(笑)

 

 

 

コスモスがあると「ああ今年ももうそんな時期になったか」とか思うて、

 

コスモスに心を寄せて俳句をこしらえようとするものですからね。

 

 

 

 

こういうことを繰り返しているうちに、そのうちに「誹気」有る人にもなってきますよね。

 

 

人やものごとを愛することが多くなるようにもなると思いますね。

 

 

 

 

まあ将棋の世界でも、他の世界・仕事でも、

 

この人はまともな人情というものを持っているのだろうか?

 

と真吾オジサンなどは思うことは本当に多いですね。

 

 

 

 

俳句の世界は陰湿なところがあるとか以前に書きましたけれども、

 

でもこういう誹気の面も有ることも確かですね。

 

 

 

 

真吾オジサンの経験したところによりますと、

 

こういう人情味のある世界は俳句の世界が一番だと思いますね。

 

 

 

 

宝飾品の世界も、お値段のする製品を扱うわけですから、

 

販売員さんにはそういう人情味も仕事柄どうしても必要とされるところはあるのです。

 

しかし、俳句をされている方のほうが深く物事を見た上での人情というのか

 

そういうのがあるように思いますね。

 

 

 

 

宝飾品の世界の人情味というのはそういう意味では皮相的かもしれませんね。(笑)

 

「まあ全然そういうのがないよりかはいいだろうよ。」

 

くらいのものでしてね。(笑)

 

 

 

まあこれも人と会社にもよりますけれどね。

 

 

 

 

でもマスコミが変な伝え方ばかりをするので誤解している方も多いのですが、

 

真吾オジサンの知っている宝飾品の販売員さんってね、

 

普通の世間の方よりも人情味はある人は多いと思いますよ。

 

 

これは本当にそう思っていますけれどね。(笑)

 

 

 

まあ中には、「ホンマにこの人は金のことしか…」という人もいますけれどね。(笑)

 

「ホンマに口車だけの人だよなぁ〜」とかね。(笑)

 

裏を知っておりますと、こういう気にもなるわけですね。(笑)

 

 

 

 

 

真吾オジサンは最近でこそブログの記事でもこの雑感でも将棋とか俳句短歌のことと

 

かなり絞って記事を書くようになったのですけれども、

 

以前はそうではなく哲学のこととか時事のこととかもよく書いておりましたよね。

 

 

 

仕事の時とか、世間話をしているときに相手の方が

 

真吾オジサンの関心があちこちにあるものですから

 

それで驚かれる方も結構いるくらいでしてね。(笑)

 

 

 

 

真吾オジサンがこうなっているのはこれは明らかに俳句をしていたからでしょうね。

 

 

 

 

真吾オジサンなどの目には将棋の世界の住人の方は

 

俳句の世界のこういう誹気はみならってもいいと思いますね。

 

 

 

 

将棋の局面でそれなりに先の局面を読めるわけなのですから、

 

その気になればこういうことだってできるはずだとは思いますけれどね。(笑)

 

 

 

勝負事を好む人というのは

 

勝利という言葉を前にすると何もわからなくなる人が多いなと思いますし、

 

名利のことにがめつ過ぎるようなところもあるなと思いますが、

 

そういう人よりかは誹気のある方のほうが

 

まっとうな人間のように真吾オジサンなどは思いますね。(笑)

 

 

 

真吾オジサンがまた将棋愛好家の中に混じりたいなという気にならないのは、

 

この誹気のなさなのかもしれませんね。

 

 

 

将棋の2ちゃんねるを見れば分かることですが、

 

将棋の世界のこの人情味のなさというのはね…(笑)

 

 

 

 

 

 

 

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