2014年10月20日
真吾オジサンの雑感
負くまじき角力を寝ものがたり哉 蕪村
この句は与謝蕪村の句なのですが、
「負けるはずのなかった角力だ、と妻に寝物語をしていることなあ」
という意味なのですが、将棋愛好家の方でも
もしかしたらこういうことはあるかもしれませんよね。
角力は古代から宮廷で「相撲の節」が秋に行われたので、
それで秋の季語ということになっているのだそうです。
蕪村には結構沢山角力の句があったと思いますね。
蕪村は相撲好きだったのでしょうね。
でもその蕪村は一方では王朝を慕うようなところもあって、
こういう面が凡百ではないですよね。
先日の雑感で書きました「誹気」ということでしょうね。
雅を好む女性とか、エレガントな雰囲気を好む女性は勝負事を嫌うようなところがありますし、
逆に勝負事を好む人というのは、雅なこととかにはからきしダメな人が多いですよね。(笑)
真吾オジサンなどに言わせますと、こういう人はどちらにしたところで
少々了見が狭いと思いますね、申し訳ないのですが。(笑)
片方しか見ていない・見えていない人のように真吾オジサンなどは思いますね。
真吾オジサンなどは蕪村のようにどちらも好むような方のほうがいいなと思いますけれどね。